成果主義とは「生み出した価値の高さに応じた対価を得られる仕組み(ルール)によって、高い価値を生み出そうという意欲・行動を起こさせること」を重視した考え方である。
成果主義に基づく人事制度では、この成果または成果に至るプロセスに着目した評価制度が中心軸となる。
評価や処遇決定に際しては、次のような何らかの視点がベースに置かれる。
1.年功、2.職務内容、3.保有能力、4.行動(顕在能力)、5.結果などである。
成果主義とは、これらの視点のうち5.結果に着目する、あるいはこれに加えて4.行動に着目する。
このように成果主義の評価においては、結果のみをとらえる場合と、行動と結果の両方をとらえる場合がある。
結果のみを重視するのであれば、「成果主義=結果主義]である。
結果のみならず、そこに至るプロセス(行動)も評価するという場合は、「成果主義=結果主義+行動主義」となる。
最近では、コンピテンシーに着目した評価制度を導入する企業が増えている。
コンビテンシーとは、ここでいう行動と同義あるいは近い概念である。
評価と報酬の関係も、金銭至上型の「Money Driven」の成果主義と、非金銭的な魅力に報酬がバランスよくついてくるという「Money Follows]型成果主義とがある。
成果主義では「どんな能力をもっているか」より「その仕事でどんな成果をあげたか」を重視する。
つまり、インブットではなくアウトプットに着目する。
多くは目標管理という手法を用い、一定期間における目標達成度を評価して報酬に反映させる。
どんなに高い能力をもっていても、それが仕事の成果となって表れなければ報酬に反映されないので、能力過剰や能カミスマッチによるコスト高は解消されると考え られる。
|