ポートフォリオとは、「内訳・組み合わせ」という意味で用いられる。
人件費の“変動費化”とともに、経営環境のドラスチックな変化に臨機応変に対応させためにも、企業の従業員は正社員だけてはなく、アルバイトやパートはもちろん、人材派遣や業務委託などの、いわゆる「正社員として雇用されない」人々も含めて構成されるようになっている。
したがって、一ロに「人材に対するマネジメントといっても、企業戦略上、その人材がどういった位置づけで、どのような役割を担っているのか、という観点を踏まえて個別にきめきめ細かく行わないと、有効なものとはならない。
そこで、最適な人事戦略を考え、的確な人材マネジメントを行うために、経営戦略達成への貢献のあり方で人材のタイプ分けをするモデルが有効となる。
これが「人材ボートフォリオ]である。
現代は、さまざまなタイプの人材がさまざまなスタイルで働く時代となっている。
その背景には、働く側の価値観の変化や、IT化によってフレキシブルな勤務が可能になったこと、そして、企業が終身雇用のシステムを維持できなくなったこと等があるが、いずれにせよ、これからの企業には、多種多様な人材を戦略的に組み合わせて活用すること(雇用ミックス)が求められる。
そのためには、人材を単一の「社員」というくくりではなく、いくつかのタイプに類型化して考える必要がある。
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