範囲職務給とは、仕事の責任の大きさにあまり差がない職務を1つの等級にまとめ、その等級ごとに基本給の額を決定して運用する仕組みである。
アメリカで行われたブロードバンディングと同じ流れである。
この範囲職務給のポイントは、等級ごとの基本給にそれぞれ上限と下限を設定するというところにある。
例えば、G3→G2→G1という等級設定がなされていた場合、G3、G2、G1ごとの箱に、基本給の上限と下限が設けられており、基本給はこの上下限の範囲内で管理するということになる。
この上限のもつ意味は、基本給が上限に達すればそこで昇給はストップするということである。
G2という等級に属する社員はG2という箱の上限までは何らかの方法で昇給していくが、上限に達すればそこで昇給はストップし、それ以上、基本給は上がらないということになる。
しかし、この社員がG1という等級に昇格すればそこからG1の箱の上限までの昇給が始まる。
つまり、毎年自動的に賃金が上がっていくということはなくなり、同じ仕事をしている限り昇給上限があるということになる。
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